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理想の膿盆

歯科医療機関向けblog 往診の作法。

ニッチなネタですいません笑
今日は「膿盆」について。

訪問歯科で絶対に必要な道具のひとつといっていいのが膿盆。
ご自身で歩ける方であれば洗面所でうがいをしてもらうといったこともできるかもしれませんが、そうでない方がほとんどだと思うので、膿盆と紙コップは用意しておく必要があります。

訪問歯科を行っている医院では、色々なタイプの膿盆を使っておられると思います。

もっともオーソドックスな膿盆

これを使っている医院が一番多いのではないでしょうか。
使いやすいですし、近頃は100均でも手に入るのでコストもかかりません。

ボウル

これは珍しいと思いますが、私が知り合いの歯科医院の訪問歯科を見学に行った際、使われていました。
使う理由を尋ねると、最初これを使いだしてなんとなくずっと使っているとのことでしたが、これも100均で買えますし、丸い形状なのでアルコール消毒もしやすかったりするかもしれませんね。

手桶

これは、ある患者さまのお宅で膿盆として使われていました。
持ち手があることでとても使いやすく、底が深く手に飛沫を浴びにくくなるのもいいと思います。

使い捨ての紙丼

ディスポなので感染症のある患者さま用に使ったりしています。





おそらく多くの医院では一番最初のオーソドックスな膿盆を使っているのではないかと思います。
yui が同行支援する訪問歯科でもずっとこのタイプの膿盆を使っていました。
お安く簡単に手に入りますしね。


ただ、ここで挙げたどのタイプの膿盆にも当てはまるデメリットがあります・・・

収納性が悪いんです

ウチでは道具入れとして買い物かごをひとつ持っていますが、そこに他の道具と一緒に収納して持ち運んでいます。
収納してというよりも、おさまりが悪い形状なのでいつも一番上にポンと置いて持ち運んでいます。
そうなると、何かの拍子にコロンと落ちてしまうことが多く、地味にイラっとしてしまうんです。
上記の手桶なんかも、使い勝手だけを考えると最高なのですが、収納性を考えるとさらに場所を取る形状なので採用しようとはなりませんでした。



ですが、最近なかなかいいものを見つけました。

これです!
実はこれ、100均で売っている「折りたためるペット皿」です。

なんといっても、折りたためてコンパクトに収納できることが最大の利点。
ほぼ平らになるので、隙間にさっとしまえるんです。

小さいながらも持ち手もあり、使用後の清掃性もバッチリ。
大きさはやや小さいですが、十分許容範囲だと思います。

さらに、リベースや即時重合などの硬化促進用のお湯入れとしても最適です

大きいものと小さめのものとが販売されているようですので、大きい方を選んでいただくといいかと思います。



これを購入して以来、
患家の玄関先で膿盆を落っことすというイライラとはおさらばです。

控えめに言って、
折りたたみは平和をもたらします



『 折りたたみ = 善 』 はもはやシリーズ化かもしれません↓笑

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