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在宅志向の訪問歯科総合支援ツール HomeClinic

訪問車の選択

歯科医療機関向けblog 往診の作法。

訪問歯科で使用する訪問車の選択も悩ましい課題のひとつかもしれません。

弊社の訪問車はホンダのN-BOXプラスを使用しています。

これは初代の訪問車です。
色々候補はあったのですが、悩んだ末にN-BOXプラスを選びました。
ディーラーさんに診療の道具を入れるBOXやユニットやデンタルなど持ち込んで試乗車に積み込みさせてもらって、荷物が収まるのかも確認して購入しました。


訪問歯科で使用する訪問車はどんな車が適切なのか。
これについては色んな選択基準があると思いますが、特に医院の訪問歯科の体制を十分考慮する必要があります。
なんとなく選んで購入してしまうと、あとで後悔したりということになってしまうかもしれません。
具体的に、訪問歯科の体制とは「診療に携わるスタッフの人数」「訪問先の数」「訪問先の種類」「対応する治療の幅」
この4つがポイントになると思います。

「診療に携わるスタッフの人数」
スタッフの人数が多ければ、乗車人数も多くなりそれなりの車を選択する必要がありますし、少なければ小さめの車でもいいかもしれませんし、荷台が広くない車であっても後部座席の空きスペースにに荷物を積んだりできるかもしれません。
人と荷物を合わせた積載量を考慮して適切な車種を選ぶ必要があります。

「訪問先の数」
訪問先の数が多いということは、必然的に走行距離も長くなり車内にいる時間が増えます。
ということは、居住性の高さがより求められると思いますし、また走行距離が長くなればなるほど燃費も重要になってきます。昨今の燃料費高騰を見るとなおさらですよね。

「訪問先の種類」
つまり、施設が多いのか在宅が多いのかということです。
老人ホームや病院などはたいてい利用可能な駐車場があり、幹線道路近くにあることが多くアクセスもしやすいと思いますが、在宅については、かなり狭い路地を通ってアクセスすることも少なくなく、コインパーキングも含めて駐車場もないといったことも多く、路肩に駐車したりすることも日常茶飯事です。

これを考えると、在宅が多い訪問歯科であれば小回りのきく車や車体の小さな車が圧倒的に便利になってきます。
(訪問車の選択というトピックとは別の話になりますが、在宅だと駐禁対策も重要ですね)

「対応する治療の幅」
対応できる治療の幅が広ければ荷物も多くなると思います。
ユニットやデンタルを携行するのであればそれだけで荷物は増えます。外科処置や印象まで対応すれば器具を入れるBOXも2個3個と増えるかもしれませんし、台車まで必要になるかもしれません。

そうすると必要になるのが、十分な荷台スペースを備えた車ということになるでしょう。
何をどれだけ積むのかということをしっかり認識したうえで購入しないとあとで困ります。つまりは新たに訪問歯科をはじめようとする歯科医院では訪問診療の体制をある程度見通せた段階で訪問車を選ばないといけないということです。





われわれの場合、
在宅が多いので1日に回る訪問先も多く、名古屋市周辺だと名古屋高速や名二環などの高速道路もよく使うので忙しい日だと走行距離が100キロを超える日もあります。
診療体制は先生含めて2名か3名、治療も幅広く色々な処置を行い、ユニットデンタルはもちろん印象をすれば石こうも現地で流すので荷物はかなり多いと思います。

そういう状況を踏まえると、訪問車は燃費の良さと小回りのききやすさ、十分な広さの荷室があることといったことが一番の要件となります。
それにぴったりとはまるのがN-BOXプラスだったわけですが、今まで何度か新しい訪問車を購入しましたがすべてN-BOXプラスです。 
個人的には、このクルマは訪問歯科専用車ではないか?と思うほどで、特に荷室が広くユニットをはじめとする荷物がしっかり収まり、上下段に分かれているため下段に台車を積めるのです。

ただ・・・
このN-BOXプラスは、もうすでに生産中止で購入しようとすると中古を探すしかないのです(泣)

次に訪問車を購入するときは、新しい車種を探さないといけないなぁと思っています。



というわけで、このクルマが絶対いいよ!ってお話ができないのですが、
ひとつ言えるのは、在宅の訪問先がそこそこあってスタッフの人数もそんなに多くなくてという状況であれば軽自動車をおススメします
普通乗用車を使っている訪問歯科も多いと思いますが、やはり軽自動車の取り回しの良さは在宅の訪問では本当に助かります。狭いスペースに駐車するような場合でも停めやすいですし。
燃費もいいものが多い上に、高速道路を使う場合なら通行料の安さもメリットです。



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